舗装工事の数量、面積×厚さ×密度を毎回電卓で計算していないだろうか。
表層5cm、基層5cm、路盤20cm——層ごとに計算して、合材のトン数を出して、ダンプの台数に換算して……。単純だけど、層が増えると地味にミスりやすい。特に合材の発注量は「足りない」が絶対に許されないから、ロス率を含めた正確な数量が求められる。
このツールを使えば、面積と各層の厚さを入力するだけで、層ごとの体積・合材量・ダンプ台数が一瞬で出る。表層・基層・上層路盤・下層路盤の4層に対応。プライムコート・タックコートの乳剤散布量も自動計算する。
舗装数量計算機
使い方
STEP 1:舗装面積を入力する 施工面積をm²で入力する。長さ×幅で計算してもいいし、図面の面積をそのまま入れてもいい。
STEP 2:各層の厚さを入力する 表層・基層・上層路盤・下層路盤の厚さをcm単位で入力する。不要な層は0cmにすれば計算から除外される。
STEP 3:ロス率を設定する デフォルトは5%。現場条件に応じて調整する。手撒き補正が多い現場は多めに設定。
STEP 4:結果を確認する 各層の体積(m³)・合材重量(t)・10tダンプ台数が一覧表示される。乳剤の散布量も自動計算。
舗装の一般的な構成と厚さ
| 層 | 材料 | 標準厚さ | 密度(t/m³) |
|---|---|---|---|
| 表層 | 密粒度As(13mm) | 3〜5cm | 2.35 |
| 基層 | 粗粒度As(20mm) | 3〜5cm | 2.35 |
| 上層路盤 | 粒度調整砕石(M-30) | 10〜15cm | 2.10 |
| 下層路盤 | クラッシャラン(C-40) | 15〜20cm | 1.80 |
※道路の等級・交通量に応じて厚さは変わる。設計は「舗装設計便覧」に従う。
乳剤散布量の目安
| 種類 | 用途 | 標準散布量 |
|---|---|---|
| プライムコート(PK-3) | 路盤面の安定化 | 1.0〜2.0 L/m² |
| タックコート(PK-4) | 層間の接着 | 0.3〜0.6 L/m² |
注意事項
この計算機の結果は概算値です。実際の発注は、以下を必ず確認した上で行ってください。
- 舗装設計図に基づく正確な層厚・材料指定
- 合材プラントの出荷単位(0.5t刻みなど)
- 現場の不陸整正で厚さが変わる場合の補正
- 気温・施工条件による合材の温度管理
土量の計算は「土量計算機」、工程管理は「工程表ジェネレーター」も併せて使ってほしい。
この記事を書いた人
SEKOBASE編集部 施工管理技士として現場で働く代表が運営する、建設業専門のテック情報メディア。「現場を知る者が、現場を変える」をモットーに、蔵衛門・電子小黒板・CCUSなどの現場DXツールの使い方から、施工管理技士試験の対策まで、現場目線の情報を発信しています。


