コンクリートの数量計算、毎回Excelで手計算していないだろうか。
体積を出して、配合からセメント量を計算して、ロス率を掛けて、生コン車が何台必要か割り算して……。単純な計算だが、現場で急に「あと何立米必要?」と聞かれた時に、サッと答えられると信頼度が上がる。
このツールを使えば、形状と寸法を入力するだけで、体積・材料の概算数量・生コン車の台数が一瞬で出る。スマホでも使えるので、現場でポケットから出してすぐ計算できる。
コンクリート数量計算機
使い方
STEP 1:形状を選ぶ 直方体(基礎・壁など)、円柱(杭・マンホールなど)、台形断面(側溝・水路など)の3種類から選択する。
STEP 2:寸法を入力する メートル単位で寸法を入力する。図面を見ながら入力すれば間違いにくい。
STEP 3:配合を選ぶ 18N(均しコン・捨てコン)、21N(一般構造物)、24N(RC構造物)、30N(高強度)の4種類。現場の配合計画書に合わせて選択する。
STEP 4:計算ボタンを押す 体積(ロス込み)、セメント・水・砂・砂利の概算数量、生コン車(4.5m³)の台数が表示される。
配合ごとの材料量の目安
コンクリート1m³あたりの材料量の目安を表にまとめておく。
| 配合 | セメント | 水 | 砂(細骨材) | 砂利(粗骨材) | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 18-8-25 | 約270kg | 約175kg | 約810kg | 約1,030kg | 均しコン・捨てコン |
| 21-8-25 | 約300kg | 約175kg | 約790kg | 約1,020kg | 一般構造物 |
| 24-8-25 | 約330kg | 約175kg | 約770kg | 約1,010kg | RC構造物 |
| 30-8-20 | 約380kg | 約170kg | 約730kg | 約1,000kg | 高強度 |
これらは標準的な目安値であり、実際の配合は生コンプラントの配合計画書に従う。骨材の産地や使用する混和剤によっても変わる。
ロス率の目安
ロス率は「計算上の体積に対して、実際に必要な追加量」だ。現場条件によって変わる。
| 条件 | ロス率の目安 |
|---|---|
| 型枠が単純な構造物 | 2〜3% |
| 型枠が複雑な構造物 | 3〜5% |
| ポンプ圧送あり | 3〜5% |
| 小規模な打設 | 5〜8% |
迷ったら**3%**で計算しておけば、大きく外れることは少ない。
生コン車の豆知識
生コン車(アジテータ車)の積載量は一般的に以下の通り。
| 車種 | 積載量 | 備考 |
|---|---|---|
| 小型 | 2.0〜2.5m³ | 狭い現場・住宅地向け |
| 中型 | 3.0〜3.5m³ | 一般的 |
| 大型 | 4.5m³ | 最も一般的(計算機のデフォルト) |
この計算機では大型車(4.5m³)をベースにしている。現場の道路幅や進入条件で車種が変わる場合は、結果を参考にしつつ調整してほしい。
注意事項
この計算機の結果は概算値です。実際の発注は、以下を必ず確認した上で行ってください。
- 生コンプラントの配合計画書
- 現場の施工条件に応じたロス率の設定
- 型枠の精度や施工ジョイントの有無
- 発注者が指定する規格・基準
電子小黒板で打設写真を撮る方法は「電子小黒板アプリおすすめ6選」、出来形管理を効率化するなら「SiteBoxの使い方ガイド」を参考にしてほしい。
この記事を書いた人
SEKOBASE編集部 施工管理技士として現場で働く代表が運営する、建設業専門のテック情報メディア。「現場を知る者が、現場を変える」をモットーに、蔵衛門・電子小黒板・CCUSなどの現場DXツールの使い方から、施工管理技士試験の対策まで、現場目線の情報を発信しています。


