鉄筋の数量計算、毎回手帳の裏に書いて電卓を叩いていないだろうか。
配筋ピッチから本数を出して、1本あたりの重量を掛けて、定着長を確認して、重ね継手長を調べて……。JISの規格表と首っ引きで計算する時間は、積もると結構バカにならない。
このツールを使えば、鉄筋径とピッチと延長を入力するだけで、本数・総重量・定着長・重ね継手長が一瞬で出る。D10〜D51まで全10サイズ対応。規格早見表も内蔵しているので、JISの表をいちいち引かなくて済む。
鉄筋数量計算機
使い方
STEP 1:鉄筋径を選ぶ D10〜D51の10種類から選択する。選んだ瞬間に単位重量・公称断面積・周長が表示される。
STEP 2:配筋情報を入力する 配筋ピッチ(mm)と延長(m)を入力する。ピッチと延長から本数が自動計算される。
STEP 3:コンクリート強度を選ぶ 18N・21N・24N・30Nの4種類。強度によって定着長と重ね継手長が変わる。
STEP 4:結果を確認する 本数、1本あたりの重量、総重量、定着長、重ね継手長、フック付き定着長が一覧で表示される。
「規格早見表」タブに切り替えると、JIS G 3112に基づくD10〜D51の全データ(公称直径・断面積・周長・単位重量)が一覧で見られる。
鉄筋の単位重量一覧(JIS G 3112)
| 呼び名 | 公称直径(mm) | 断面積(cm²) | 周長(cm) | 単位重量(kg/m) |
|---|---|---|---|---|
| D10 | 9.53 | 0.7133 | 2.99 | 0.560 |
| D13 | 12.7 | 1.267 | 3.99 | 0.995 |
| D16 | 15.9 | 1.986 | 4.99 | 1.56 |
| D19 | 19.1 | 2.865 | 6.00 | 2.25 |
| D22 | 22.2 | 3.871 | 6.97 | 3.04 |
| D25 | 25.4 | 5.067 | 7.98 | 3.98 |
| D29 | 28.6 | 6.424 | 8.98 | 5.04 |
| D32 | 31.8 | 7.942 | 9.99 | 6.23 |
| D35 | 34.9 | 9.566 | 10.96 | 7.51 |
| D51 | 50.8 | 20.27 | 15.95 | 15.9 |
定着長の目安
定着長はコンクリートの設計基準強度によって変わる。以下は直線定着の場合の目安。
| 鉄筋径 | Fc=18N | Fc=21N | Fc=24N | Fc=30N |
|---|---|---|---|---|
| D10〜D16 | 40d | 35d | 30d | 25d |
| D19〜D25 | 45d | 40d | 35d | 30d |
| D29〜D51 | 50d | 45d | 40d | 35d |
※d=鉄筋の公称直径。実際の定着長は構造計算書・配筋図に従うこと。
注意事項
この計算機の結果は概算値です。実際の施工は、以下を必ず確認した上で行ってください。
- 構造計算書および配筋図の指示
- 重ね継手の位置の規定(同一断面での継手率など)
- かぶり厚さの確保
- 発注者が指定する設計基準
コンクリートの数量計算は「コンクリート数量計算機」、型枠の拾い出しは「型枠面積計算機」も併せて使ってほしい。
この記事を書いた人
SEKOBASE編集部 施工管理技士として現場で働く代表が運営する、建設業専門のテック情報メディア。「現場を知る者が、現場を変える」をモットーに、蔵衛門・電子小黒板・CCUSなどの現場DXツールの使い方から、施工管理技士試験の対策まで、現場目線の情報を発信しています。


