「この荷重、kNで言うと何トン?」
SI単位系への移行から20年以上経つが、現場ではまだ「トン」で話すことが多い。図面はkNなのに職人さんは「何トン?」と聞いてくる。Pa(パスカル)とN/mm²の換算も、コンクリート強度で毎回出てくるのに毎回「えーと、1N/mm²=1MPaだから……」とやっている。
このツールを使えば、建設現場でよく使う単位の変換が一瞬でできる。力(kN⇔tf⇔kgf)、圧力(MPa⇔N/mm²⇔kgf/cm²)、長さ、面積、体積、重量の6カテゴリに対応。現場のポケットから出してサッと変換できる。
建設単位換算ツール
使い方
STEP 1:カテゴリを選ぶ 力・圧力・長さ・面積・体積・重量の6カテゴリから選択する。
STEP 2:変換元の単位と数値を入力する プルダウンで単位を選び、数値を入力する。
STEP 3:変換先の単位を選ぶ 自動で変換結果が表示される。
現場でよく使う換算一覧
力の換算
| 変換 | 係数 | 例 |
|---|---|---|
| 1 kN → tf | 0.1020 | 10kN ≒ 1.02tf |
| 1 tf → kN | 9.807 | 1tf ≒ 9.81kN |
| 1 kN → kgf | 101.97 | 1kN ≒ 102kgf |
| 1 kgf → N | 9.807 | 100kgf ≒ 981N |
覚え方: 1tf ≒ 10kN(厳密には9.807kNだが、現場では10kNで概算することが多い)
圧力・強度の換算
| 変換 | 係数 | 例 |
|---|---|---|
| 1 N/mm² = 1 MPa | 1.000 | コンクリート24N/mm² = 24MPa |
| 1 kgf/cm² → MPa | 0.0981 | 10kgf/cm² ≒ 0.98MPa |
| 1 MPa → kgf/cm² | 10.197 | 1MPa ≒ 10.2kgf/cm² |
覚え方: N/mm²とMPaは同じ。旧単位のkgf/cm²は÷10でだいたいMPa。
体積の換算
| 変換 | 係数 |
|---|---|
| 1 m³ → リットル | 1,000 |
| 1 m³ → cm³ | 1,000,000 |
| 1 リットル → cm³ | 1,000 |
注意事項
この換算ツールの結果は計算値です。以下の点に注意してください。
- 重力加速度は9.80665 m/s²で計算
- 旧単位(tf, kgf/cm²等)は現行のSI基準では非推奨
- 発注者への提出書類は設計図書の指定単位に従うこと
勾配の変換は「勾配計算機」、コンクリートの配合計算は「コンクリート数量計算機」も併せて使ってほしい。
この記事を書いた人
SEKOBASE編集部 施工管理技士として現場で働く代表が運営する、建設業専門のテック情報メディア。「現場を知る者が、現場を変える」をモットーに、蔵衛門・電子小黒板・CCUSなどの現場DXツールの使い方から、施工管理技士試験の対策まで、現場目線の情報を発信しています。


